医療・健康

1.国民健康保険

日本に住んでいるすべての人が公的な医療保険に加入する義務があります。皆が医療費の一部負担金(原則3割)を支払うことで、安心して医療機関に受診できる仕組みになっています。

主な給付内容ついて
(詳しくは名古屋市のウェブサイトをご確認ください。)

医療費 原則3割負担で医療機関を受診できます。
※保険対象外の治療もありますので、歯科治療や入院の際など、前もって病院で確かめることが必要です。
高額療養費制度 病院での治療費や薬局での支払金額が高額になった場合、一定額を超える額については、高額療養費として支給される制度です。該当する場合は、診療を受けた月の3~4か月後にはがきでお知らせがありますので、受け取り後に手続きを行ってください。
出産育児一時金 出産したときには、出産育児一時金として40.4万円(産科医療補償制度加入の分娩機関での出産の場合は42万円)が支給されます。
葬祭費 死亡したときには、葬祭費として5万円が支給されます。

手続きと保険料について
【手続き】
名古屋市内に転入した日から14日以内に、区役所の保険年金課へ、国民保険加入の届出をしてください。なお、市外へ引っ越す場合は、古い住所地の区役所で国民健康保険を一旦脱退し、新しい住所地の区役所でもう一度加入手続きを行ってください。

【保険料】
月額約1,300円です。(名古屋市の場合、前年度に日本で収入のなかった人に対しては、保険料の7割の減額があります。)
納付書での払い込みまたは銀行口座振替を利用出来ます。

国民健康保険料を支払うための納付書は、区役所での手続き後に自宅に送付されますが、2種類あり、「1か月分」か「一括払い」かを自分で選ぶことができます。2つとも支払うと重複して納付することになってしまうので注意してください。
もし「1か月分」の納付書を使って支払った場合、翌月以降も1か月ごとに支払うことになります。

(参考)

3月に住民登録した場合 3月分の保険料の納付書は4月に届きます。
4月以降の保険料の納付書は6月に届きますが、この際に「6月分」だけの納付書と、「6月~翌3月分」までの一括払いの納付書と2種類が届きますので、どちらか1つを選んで支払ってください。
4月に住民登録した場合 保険料の納付書は6月に届きますが、この際に「6月分」だけの納付書と、「6月~翌3月分」までの一括払いの納付書と2種類が届きますので、どちらか1つを選んで支払ってください。

2.定期健康診断

名古屋大学では、毎年4月と10月に保健管理室にて無料で定期健康診断を行なっています。4月は全学生が対象、10月はその年の秋季入学者が対象です。4月の健康診断を受診するにはWEB予約が必要ですので、保健管理室ホームページで確認してください。
健康診断書は、正規生の場合は証明書自動発行機で発行します。非正規生の場合は各学部・研究科等の担当係に問い合わせてください。この期間以外は健康診断を行なっていませんので、名古屋大学の定期健康診断を受診しなかった場合は、病院で検査を受けて健康診断書を発行してもらってください。ただし、病院での健康診断は有料で、国民健康保険の対象にはなりません。

3.病気の場合

体の不調を感じたらできるだけ早く受診しましょう。頭痛や不眠、食欲減退のような不調をがまんしていると、深刻な病気になることがあります。不調は疲労のサインであったり、精神的な原因から来ることもあり、専門的なアドバイスや治療を受けることで簡単に楽になることがあります。自分自身のことは勿論ですが、友達についても具合が悪いような様子が見られたら早めに受診するよう勧めてください。

緊急時
救急車
電話:119
この番号は消防車も同じですので、「救急車」が必要であることと場所をはっきり伝えてください。英語での電話も可能ですが出来るだけ日本語で行なってください。
(例:「救急車をお願いします。場所は○○です。」)
日本アイラック24時間
緊急対応支援サービス
事故や事件、急な体調不良などの緊急時に、電話またはEメールでサポートが受けられます。日本語・英語・中国語に対応。
日本アイラックサポートセンター(24時間365日)
専用フリーダイヤル:0120-119-075
E-mail:CS-inb@i-rac.co.jp(緊急度の低い相談の場合)
保健管理室

名古屋大学の学生であれば、学内で健康相談や応急処置が無料で受けられます。

一般健康相談
応急処置
連絡先:保健管理室
Tel:052-789-3970
診療時間:月曜日~金曜日
10:00~11:30、13:30~16:00(火曜日を除く)
* 健康相談の時間外でも9:00~12:00、13:00~17:00の間は、けが等の応急措置が受けられます。
精神健康相談
(精神健康相談は予約が必要です。)
連絡先:グローバル・エンゲージメントセンター支援チーム
Tel:052-788-6117
E-mail:isa@iee.nagoya-u.ac.jp
診療時間:月曜日~金曜日(木曜日を除く)
10:00~12:00、13:00~17:00(完全予約制)
その他
外国語対応可能医療機関の
音声FAX自動案内
多言語に対応しており、以下の電話番号にて鉄道の駅名又は市区町村名を発音することにより、それぞれの言語で対応可能な最寄りの医療機関を音声又はFAX で自動的に案内します。
あいち救急医療ガイド
外国語によるTel/Faxでの案内:050-5810-5884

4.健康に生活するために

(1)食中毒

日本は特に夏は暑く湿気が多いため、食べ物が腐りやすく、食中毒には注意が必要です。生ものには十分火を通す、食器や調理器具はいつも清潔にする、冷蔵庫の中でも食物は長期間保存しない、賞味期限を確かめてから購入する、などの日常の心がけが大切です。
過去にO157という細菌による集団食中毒がありました。また、名古屋大学で野生のきのこを食べて中毒になる、という事故もありました。

(2)栄養

一人暮らしをしていると特に、食生活がおろそかになりがちです。インスタント食品や外食の多い生活をしていると、野菜が不足しやすく栄養がかたよるため、身体の調子をくずす原因となります。日本の食品について分からないことがあれば保健管理室に相談してください。

(3)アレルギー

初めて食べる食品でアレルギー反応を起こす事例があります。アレルギーを起こしやすい食品は慎重に食し、万一、肌にかゆみや息苦しさなどを感じたら救急車を呼んでください。

(4)感染予防・対策

海外への渡航については、事前に渡航する地域における感染症の発生状況を確認してください。また、渡航先においても一般的な感染予防に心がけてください。

外務省海外安全ホームページ
世界保健機構(WHO)(英語のみ)