災害の心がまえ
日本は地震の多い国です。近年、日本の各地で大きな地震が起きており、東海地方は近い将来、大きな地震が起きる可能性が高いと予想されています。また、最近の気候変動の影響により、風水害をもたらす台風や、河川氾濫を引き起す集中豪雨なども夏場に多発しています。
いざというときどうするか、あなたの避難場所はどこかなど、日頃から確認しておくことが大切です。
1.日頃の災害対策
- 耐震設計の家に住みましょう。(1981年に建築基準が変わったので、築年1982年以降の物件を選ぶとよいでしょう。)
- 本棚や重い家具は壁に固定しましょう。家具が倒れてくる位置、落下物が予想される位置では絶対寝ないでください。
- 3日分の水(一人9リットル)と食料を日頃から準備しておきましょう。
- 非常持ち出し品(応急医療品、日用品、パスポートなどの貴重品など)を袋などにまとめ、避難時にすぐに持ち出せるよう準備しておきましょう。特に就寝時には、懐中電灯、スリッパ(靴)などを手の届くところに置いておきましょう。
- 日頃から家族や友人と安否確認の方法や集合場所などを、話し合っておきましょう。災害時には、携帯電話の回線がつながりにくくなり、連絡が取れない場合もあります。
2.大きな地震が起きたときの行動
- 落ちついて自分自身の身の安全を確保する(机の下に入り、頭を守る。落下物のない所に移動するなど。)
- ドアなどを開けて出口を確保する(あわてて外に飛び出さない)
- 可能な場合は火を消す
- テレビやラジオ、携帯電話などで正しい情報を手にいれる
- 避難する時はエレベーターを使わないで、歩いて避難する
緊急地震速報
地震の発生直後、気象庁では震源に近い場所で観測されたデータをもとに各地の到達時刻や震度を推定し、可能な限りすばやく警告します。この速報はテレビやラジオ、携帯電話などのメディアを通じて発信されますが、情報を得ることで交通機関、公共施設、職場、家庭などで避難行動を迅速に取ることによって被害を軽減させることが期待されます。
緊急地震速報について(気象庁)
- 災害時の連絡手段
「災害用伝言ダイヤル(171)」:災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供される電話を利用する声の伝言板です。
「災害用伝言(web171)」:インターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う伝言板です。
- 名古屋大学安否確認システム(ANPIC)
災害時には、安否確認システムを利用して自分の状況を大学に知らせることができます。大学が全学的な被災状況を把握し、適切な支援を検討するためにも、多くの人からの連絡が重要となります。
このシステムの詳細情報を、名古屋大学ポータルの「防災」タブより得てください。自分のメールアドレスを登録するなど、扱い方に慣れておくことが大切です。
また、安否確認入力には名古屋ID以外に名古屋大学ポータルへの登録済みメールアドレスを利用できますし、名古屋大学からの重要なお知らせを登録メールアドレスで受信できます。
▶ 地震防災ガイド
▶ 大地震行動マニュアル
3.台風・大雨など
- 気象情報に注意し、不要な外出は避けましょう。
- 強風により飛来、落下する物に注意しましょう。
- 道路が冠水している場合、側溝などに落ちないよう注意をしましょう。
- 河川氾濫の危険のある増水した川には近づかないでください。
愛知県気象情報(気象庁)
名古屋大学災害対策室
名古屋大学における自然災害の予防等に関する対応指針
4.防災に役立つ情報
〈最寄りの避難場所〉
- 東山キャンパス:東山公園、名古屋大学教育学部附属中・高等学校
- 鶴舞キャンパス:鶴舞公園、名古屋市公会堂
- 大幸キャンパス:矢田中学校周辺、矢田小学校
- インターナショナルレジデンス東山居住者:名古屋大学教育学部附属中・高等学校
- 国際嚶鳴館、インターナショナルレジデンス山手、インターナショナルレジデンス妙見居住者:滝川小学校
- インターナショナルレジデンス大幸居住者:矢田小学校
〈役立つサイト〉