学生保険
自分自身の病気やけがの治療のための治療費は、国民健康保険によって十分にカバーされるわけではありません。また、他人にけがを負わせたり、器物を破損した場合の損害賠償などには、国民健康保険が適用されません。これらは大変高額になるケースがあり、自己責任で対応しなければなりません。とくに、近年自転車でスピードを出し、歩行者に衝突して大けがを負わせ、多額の治療費を要求されるケースが多く発生しています。万が一の事態に備えて、保険に加入することを強く勧めます。
2015年4 月以降、名古屋大学ではすべての留学生に対して、少なくとも日本国際教育支援協会による「学生教育研究災害損害保険(学研災)」(下記①)と、大学生協による「学生賠償責任保険」(下記④)の二つの保険に加入するよう強く勧めています。下記の①や②は全員加入としている部局もあります。
日本国際教育支援協会による学生保険
- 「学生教育研究災害傷害保険」(通学中等傷害危険担保特約付帯):実験や体育実技などの正課の授業中、学校行事中、課外活動中、通学中などの不慮の傷害事故による被害救済のための保険 (年間保険料:Aタイプ650円、Bタイプ550円)
- 「学研災付帯賠償責任保険」:正課の授業中、学校行事中、課外活動中、インターンシップ中、その活動のための往復途中で他人にけがを負わせたり、他人の財物を損壊させたことによる損害賠償のための保険(年間保険料:①+340円)
- 「学研災付帯学生生活総合保険」:病気治療費、救援者費用など、学生生活全般に補償範囲を広げた保険(年間保険料:約9,000円~)
詳しくは、日本国際教育支援協会ホームページを参照するか、所属学部・研究科の担当係へお問い合わせください。
大学生協による学生保険
名古屋大学は、2015年4月からすべての学生に下記④への加入を勧めることになりました。保険の加入は北部厚生会館1階組合員コーナーで手続きができます。
- 「学生賠償責任保険」:大学における正課活動だけでなく、日常生活において他人にけがを負わせたり、財物を破損した場合の損害賠償を救済する保険です。この保険には「自転車保険」も含まれています。日本国内事故であれば、加入者に代わって被害者と示談交渉を行うサービスがあります。尚、この保険に加入する前提条件として、生協に加入する必要があります(留学生については出資金4,000円の支払いが必要ですが、卒業時または留学修了時に退手続きをすることで返還されます)。(年間保険料:1,800円または8,500円)
- 「学生総合共済」:日常生活全般において病気やけがの治療、入院などにより、多額の支払いになる場合があります。そのような事態をこの保険によって軽減することができます。契約条件に基づき、通院日数や入院日数により、定額の保障が行われます。(年間保険料:6,000円)
詳しくは、大学生協の学生総合共済のホームページを参照するか、名古屋大学生協へお問い合わせください。